freee使い方まとめ。販管費・月次締めを最も効率的に帳簿付けするならこれ!
いまいち使い方が分からなかった 本当に効率化できているのかな?
▼freee導入支援ガイド:freee会計で現預金を最も効率的に帳簿付けするならこれ!
▼freee導入支援ガイド:freee会計で売上・仕入を最も効率的に帳簿付けするならこれ!
5 給与取引 の入力
freee人事労務を利用している場合は、連携して自動で取引を登録しましょう。
freee人事労務を利用していない場合は、取引テンプレートを活用しましょう。
5-1 freee人事労務との連携(給与取引の登録)
freee人事労務を利用している場合
freee人事労務とfreee会計は連携することができます。
freee人事労務で給与明細を「確定処理」する際に、同時に取引の作成を行いましょう。
▼freeeヘルプセンター:人事労務・会計連携 – freee会計側から確定済みの給与明細の取引を作成する
ポイント
①登録のタイミングを「自動」にするか「手動」にするか選択できる
「手動」とすると、freee会計上で登録ボタンを押したタイミングで取引が登録されます。
②支給・控除項目に対する勘定科目をカスタマイズ(ルール設定)できる
▼freeeヘルプセンター:人事労務・会計連携 – 給与取引に連携される勘定科目・品目を設定する
③部門会計をしている場合は要注意
freee人事労務から部門別に給与取引を登録できるのは プロフェッショナルプラン以上 となります。
ミニマムプラン・ベーシックプランを利用している場合は、5-2 取引の登録・取引テンプレート より入力しましょう。
5-2 取引の登録・取引テンプレート
他ソフト等で給与計算を行っており、手入力する場合
給与取引は、支給・控除項目が複数あり、複数行取引となります。
この場合、複数行取引のためのひな型である「取引テンプレート」を利用しましょう。
▼freeeヘルプセンター:給与・役員報酬の支払いを記帳する
▼freeeヘルプセンター:取引のひな型を作成する(取引テンプレート)
ポイント
- 発生日計上の場合は「取引の一覧・登録」より取引テンプレートを利用して未払計上
- 支払日計上の場合は「自動で経理」より預金取引の登録時に取引テンプレートを利用
取引テンプレートを利用すれば、発生日ベースでの計上でも支払日ベースでの計上も対応可能です。
6 経費 の入力
経費取引の計上は、データの形式に合わせて計上しましょう。
6-1 経費精算からの自動連携
freee会計で経費精算を行っている場合
経費精算のページより取引の計上が可能です。
6-2 クレジットカードの連携
クレジットカードは、ネットバンキングと同様にfreeeへの連携が可能です。
入力の自動化が可能です。「自動で経理」を利用しましょう。
▼freee導入支援ガイド:freeeでクレジットカード連携をする前に概要と流れを確認しよう
▼freeeヘルプセンター:銀行やクレジットカードを登録する(口座を登録)
6-3 毎月同額計上はリピート取引登録アプリ
毎月同じ取引を未払計上等している場合は、アプリを活用しましょう。
▼freeeヘルプセンター:毎月登録する取引をアプリで自動化する
ポイント
①取引登録を完全に自動化できる
計上する日付・勘定科目・タグ・金額等を事前に設定しておくことで、自動化が可能です。
計上し忘れていた! といった事態を回避できます。
②リピート取引の管理がカンタン
取引が登録されたタイミングで、メールやSlackに通知を送信する設定ができます。
設定の一覧を見ることができるため、毎月登録する取引の管理ができます。
③freee公式アプリなので安心!もちろん無料
6-4 現金・預金から支払う経費の入力
現金・預金から支払・引落が発生する経費については、以下のブログをご参考ください。
▼freee導入支援ガイド:freee会計で現預金を最も効率的に帳簿付けするならこれ!
7 月次締め仕訳の入力
7-1 月次の概算減価償却費の計上
毎月、減価償却費を概算で計上する場合の入力方法は2つあります。
freeeで固定資産台帳の管理を行うか否かで判断しましょう。
7-1-1 固定資産台帳からの自動計上
freeeの固定資産台帳を利用している場合、資産を登録することで減価償却費の記帳が自動で行われます。
ポイント
①固定資産台帳の設定より、計上方法を設定できる
月次償却をするか、年次償却をするか選択できます。
また、間接控除法と直接控除法の選択なども可能です。
②新しく資産を取得した際も、台帳に登録するだけで償却費が再計算される
資産取得による月次償却費の変更がスムーズです。
7-1-2 振替伝票テンプレート
他ソフトなどで固定資産を管理しており、freeeの固定資産台帳を用いない場合は、振替伝票を用いて計上します。
その際、振替伝票テンプレートを設定すれば、毎月の計上がスムーズになります。
▼freeeヘルプセンター:振替伝票のひな型を作る(振替伝票テンプレート)
7-2 月次の在庫棚卸の計上
月次で棚卸仕訳を計上する際の入力方法は2つあります。
部門別会計をしているか否かで判断しましょう。
7-2-1 在庫棚卸機能
部門別会計をしていない場合は、在庫棚卸の機能がとても便利です。
▼freeeヘルプセンター:棚卸資産の残高を登録する(在庫棚卸)
ポイント
① 毎月の月末在庫有高を登録するだけで、棚卸仕訳を自動で計上できる
② 棚卸高を一覧で確認できる
③ 製造業の場合、商品だけでなく「製品」「半製品」「仕掛品」「原材料」についても登録できる
7-2-2 振替伝票テンプレート
部門別会計をしている場合、在庫棚卸機能では部門別の在庫の登録ができないため、振替伝票を利用しましょう。
その際、振替伝票テンプレートを設定すれば、毎月の計上がスムーズになります。
また、月次ではなく期末に在庫の洗替計上をしている場合も、同様に振替伝票テンプレートを利用することをオススメします。
▼freeeヘルプセンター:振替伝票のひな型を作る(振替伝票テンプレート)
7-3 前払・前受の振替
前払・前受の振替は、+更新 機能を用いましょう。
振替が頻繁に発生する場合や、複数月に按分する場合などは前受/前受入力アプリを用いると、+更新をより簡単に行うことができます。
▼freeeヘルプセンター:手付金(前払金・前受金など)がある取引を登録する
7-3-1 +更新
前払・前受からの振替仕訳の計上は、+更新 機能を用いましょう。
▼freeeヘルプセンター:貸倒損失の計上・経過勘定などの振替を行う(+更新)
ポイント
① 前払・前受の振替仕訳が、前払・前受の発生時の取引に紐づく
② 前払・前受の残高が確認できる
振替伝票を用いて振替を計上した場合、どの前払金(前受金)に対する経費振替なのかが把握できませんが、+更新を用いれば支払時・入金時まで遡って確認をすることができます。
取引に紐づくことにより、振替漏れなどの確認もよりスムーズになります。
7-3-2 前受/前払入力アプリ
振替が頻繁に発生する場合や、複数月に按分する場合などは前受/前受入力アプリを用いることをオススメします。
▼freeeヘルプセンター:前払金・前受金などを連携アプリで振替える場合
ポイント
① +更新をより直感的に行うことができる
② 按分期間を指定することで、複数月按分を一括で行うことできる
③月別・取引先別に発生/振替/残高を集計しレポート表示できる
④freee公式アプリなので安心!もちろん無料
まとめ
freee会計を利用する際は、手元にある証憑ごとに最適な入力方法が異なります。
最適な使い方を用いることで、効率化を図り、さらに今後の試算表上での分析でも役立ちます。
経費科目の場合、最適な方法を用いることで、freeeを利用した自動化が実現可能となります。
月次締め仕訳についても、それぞれ入力に最適な方法があります。
計上が楽になるだけでなく、管理もfreeeに載せることができ、業務改善にもつながります。
その他の資料については、また以下のブログでご紹介しております。
▼freee会計で現預金を最も効率的に帳簿付けするならこれ!